2017年4月14日金曜日

園芸療法のすすめ その2

いつも訪問ありがとうございます。
札幌市清田区中心に訪問鍼灸 整体してます りゅう です。

札幌は昨日の吹雪と一変 暖かい日でした。
植物たちもどんどんと成長していきますね。

先日は園芸療法について少し書きましたが
アメリカからの園芸療法士さんの講演で
「園芸療法は 治さないんです」と説明したことがとても印象的でした。
その時私は「じゃあ、なんで 療法なの」なんて考えましたが
今は自分の中でしっくり来ています。

さて、園芸療法の実際で どの問題にフォーカスするか によって
活動が変わってきます。

例えば、腕の可動域がせまく、あまり腕が伸ばせないとします。
そして、可動域を広げるという目標を立てます。

園芸作業をするとき、使う道具を可動域いっぱいもしくは少し離れたところに置き、より手を伸ばして使用する。

意図的に離し、可動域を広げるように仕向けるのです。

実際はこんな単純ではありません。
そして、園芸療法の素晴らしいところ

園芸作業が楽しいと、つい 手を 伸ばしてしまう のです。
その道具が、とても興味深い道具だったら、手に取ってみたくなるような道具だったら
手入れしようとしている植物が、とても大切に思っている植物で、丁寧に手入れをしようと思っていたら

ただの作業が、素敵な作業になります。
そして知らず知らずのうちに、腕を伸ばしていくのです。

まだあります。
植物、自然を相手にしていますと、私たちのコントロールしきれないいろいろなことが起きます。
うまく成長することもあれば、枯れてしまうこともあります。
晴れの日もあれば、風の強い日も、雨の日もあります。
土の中から虫が現れるかもしれません。
イレギュラーなことが起こることによって、想定外の発展がなされます。

多種多様な刺激によって、いろいろな能力が見いだされ発揮して、新たな展開が始まります。多くの可能性が広がります。

工夫次第で 発想次第で 同じ作業が違った物になっていきます。



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